玉手箱・GAB・C-GABは、いずれも日本SHL社が提供する適性検査で、別々の会社の試験ではありません。中でも**C-GABは玉手箱の「テストセンター版」**で、会場のPCで受ける点が違うだけで、出題される問題は玉手箱とほぼ同じです。GAB(とWeb-GAB)は新卒総合職向けに作られた別パッケージですが、出題形式は玉手箱と共通する部分が多くあります。つまり名前の違いに惑わされる必要はなく、玉手箱の対策を軸にすれば、C-GABもGABもほぼカバーできます。このページでは3つの違いを比較表で整理し、見分け方と「対策が共通でいい理由」まで一気に解説します。

まず結論:3つとも日本SHL社の適性検査・対策は共通でOK

玉手箱・GAB・C-GABは、提供元・出題形式の系統が同じです。違いは主に「どこで受けるか」と「電卓が使えるか」「英語が出るか」です。

  • 玉手箱 … 日本SHL社のWebテストの総合パッケージ。多くは自宅などのPCで受検(電卓使用可)
  • C-GAB玉手箱のテストセンター版。全国の専用会場のPCで受験し、電卓は使えず筆算。出題内容は玉手箱とほぼ同じ。
  • GAB … 新卒総合職向けの別パッケージ。企業会場でマークシート受験するペーパー版と、自宅PCで受けるWeb-GABがある。

リクルートのSPIは提供元(リクルートマネジメントソリューションズ)も問題系統も別物です。SPIとの線引きが気になる人は「玉手箱とSPIの違いと見分け方」もあわせて読むと、取りこぼしがなくなります。

細かい名前は多いですが、就活生の側で押さえるべきは「全部が日本SHL系で、出る問題の形式は近い」という一点です。だから対策は分けず、玉手箱を軸にまとめてしまうのが効率的です。

主軸の比較表:玉手箱Web・C-GAB・GAB・Web-GAB

4つの違いを、就活生がいちばん知りたい「受験場所・電卓・科目・英語の有無」で並べます。この表を押さえれば、名前の違いはほぼ整理できます。

種類受験場所電卓主な出題科目英語
玉手箱(Web)自宅などのPC使用可計数・言語・英語・性格出る企業もある
C-GAB(テストセンター版)指定会場のPC使用不可(筆算)計数・言語・英語・性格出ることがある
GAB(ペーパー)企業指定の会場企業の指示による計数・言語・性格基本なし
Web-GAB自宅などのPC使用可計数・言語・性格基本なし

科目の組み合わせや時間・問題数は企業ごとに変わります。「この種類なら必ずこの科目」と決め打ちせず、受験案内で実際に何が出るかを確認しましょう。英語は「出ることがある」レベルで、出さない企業も多いです。

最大のポイントは、玉手箱(Web)とC-GABは出題内容がほぼ同じで、違いは受験場所と電卓の有無に集約されること。電卓の可否は得点に直結するので、自分がどちらで受けるかは必ず確認してください(詳しくは「玉手箱は電卓を使える?」)。

C-GABとは?テストセンターで受ける玉手箱

C-GABは、玉手箱を専用会場(テストセンター)のPCで受ける方式です。自宅で受ける玉手箱と中身はほぼ同じで、違いは「監督官のいる会場で受ける」「電卓が使えず、配られる計算用紙とペンで筆算する」という受験環境の部分です。会場は全国に約300か所とされ、都合のよい会場・日時を予約して受験します。

出題は、言語・計数・英語+性格という構成が標準的とされます。よく挙げられる目安は、言語32問15分・計数29問15分・英語24問10分+性格ですが、これらは標準的な目安で、企業によって変わります

C-GABの特徴は、SPIなどのWebテスティングと違って英語が出題されることがある点です。ただし前述のとおり、英語を課すかどうかは企業次第で、出さない企業も多くあります。「C-GABだから必ず英語」ではないので、過度に身構える必要はありません。英語が出る場合の中身は「玉手箱の英語対策」で具体的に解説しています。

電卓が使えないのがC-GAB最大の注意点です。自宅の玉手箱で電卓に頼って練習していると、会場で手が止まります。C-GABを受けるなら、早い段階から筆算・暗算で解く練習に切り替えておきましょう。

GAB・Web-GABとの違い

GABは、新卒総合職向けに作られた別パッケージです。日本SHL社のGABの解説ページでも、知的能力(言語・計数)とパーソナリティを測る総合適性診断として紹介されています。玉手箱がさまざまな形式を組み合わせる「総合パッケージ」なのに対し、GABは出題内容がパッケージとして固まっているのが違いです。

GABには受験形態が2つあります。

  • GAB(ペーパー版) … 企業が指定する会場でマークシート受験します。会場・紙で受ける昔ながらの形式です。
  • Web-GAB … 自宅などのPCで受ける形式で、言語・計数・性格が中心です。電卓は使用可です。

そして、会場(テストセンター)で受ける版がC-GABです。C-GABは玉手箱(GAB形式の問題を含む日本SHL系)をテストセンターで受ける版という位置づけで、玉手箱とGABは出題する問題の形式(言語のGAB形式・計数の図表など)を共有しています。だからC-GABを「GAB系のテストセンター版」と説明されることもありますが、いずれにせよ同じ日本SHL系で、対策の中身は重なります。日本SHL社のテスト一覧を見ると、これらが同じ会社のテスト群であることが分かります。

見分け方:手がかりはあるが「確実な判別法」ではない

自分が受けるのが玉手箱かC-GABかGABかは、次の3つからある程度の見当がつきます。ただし、これだけで確実に判別できるとは限りません

手がかり見当のつけ方
受験案内・テスト名称「C-GAB」「GAB」と明記されることがある。記載があれば最も分かりやすい
受験場所会場(テストセンター)指定ならC-GABやGABペーパー、自宅PCなら玉手箱かWeb-GAB
受検用URL・受検システム玉手箱系のURLの特徴から推測する人もいるが、仕様は時期で変わる

URLやシステムの仕様、テスト名称の表記は時期によって変わるため、「このURLなら必ず玉手箱」と断定するのは危険です。見分けに時間をかけるより、いずれも日本SHL系で形式が近いことを前提に、主要形式を一通り押さえておくほうが確実です。

SPIや他のWebテストとの見分けも含めて整理したい人は、SPI側の「Webテストの種類と見分け方」も参考になります。判別の考え方は共通です。

対策は玉手箱と共通でいい理由

結論から言うと、C-GAB・GABの対策は玉手箱対策と分ける必要はありません。理由は、出題される問題の形式が同じ系統だからです。

  • 計数 … 四則逆算・図表の読み取りなど、玉手箱で出る形式とGAB・C-GABの計数は重なります。
  • 言語 … 「本文から論理的に正しい/間違っている/判断できない」を選ぶGAB形式の論理的読解は、玉手箱でもGABでも中心的に出ます。
  • 性格 … いずれも日本SHL社のOPQを中核とした診断技術が使われており、考え方は共通です。

つまり、玉手箱の頻出形式を「考えずに手が動くまで反復する」という王道の対策が、そのままC-GAB・GABにも効きます。違いとして上乗せすべきは、①C-GABは電卓不可なので筆算スピードを鍛える②英語が出る企業なら英語形式に触れておく――この2点くらいです。土台の作り方は「玉手箱の対策とは?総まとめ」にまとめています。

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まとめ

  • 玉手箱・GAB・C-GABはすべて日本SHL社の適性検査。SPIだけが別系統(リクルートMS)
  • C-GABは玉手箱のテストセンター版で出題内容はほぼ同じ。違いは会場受験・電卓不可(筆算)・英語が出ることがある
  • GABは新卒総合職向けの別パッケージで、企業会場のペーパー版と自宅PCのWeb-GABがある
  • 見分け方は受験案内・受験場所・URLが手がかりだが、時期で変わるため確実な判別法ではない
  • 出題形式が同じ系統なので、対策は玉手箱を軸に共通でOK。C-GABは筆算、英語が出る企業は英語だけ上乗せ

名前の違いに惑わされず、まずは玉手箱の頻出形式から反復を始めましょう。それがC-GAB・GABへの最短ルートです。