SPIの二語の関係は、最初に示された2つの語の関係を見抜き、同じ関係の組を選ぶ問題です。出てくる関係は、包含・全体と部分・役割・原料と製品・用途・同義/対義の6パターンでほぼ網羅できます。コツは、関係を「サンマは魚の一種」のような短い文にしてから、選択肢に同じ文を当てはめること。定番の引っ掛けである「向き(左右の順序)」まで、例題3問で解説します。

まず結論:6つの関係パターン

二語の関係で出るのは、おおよそ次の6つです。「文にすると」の列を覚えてしまうのが最短ルートです。

関係文にすると
包含(一種)サンマ:魚サンマは魚の一種
全体と部分ピアノ:鍵盤鍵盤はピアノの一部
役割(人と仕事・場所)医師:診察医師は診察をする
原料と製品小麦:パン小麦からパンを作る
道具と用途はさみ:切るはさみは切るために使う
同義語/対義語永遠:永久 / 拡大:縮小意味が同じ反対

ここで紹介する例題は、SPIの実際の問題ではなく、典型的な出題パターンを再現したオリジナル例題です。言語分野の全体像は「SPIの言語(国語)対策」にまとめています。

解き方は3ステップ

  1. 関係を文にする … 「ものさしは測るために使う」のように、最初の二語を短い文で言い切る
  2. 選択肢に同じ文を当てはめる … 「鉛筆は書くために使う」→ 成り立つ、「消しゴムは文房具のために使う」→ 成り立たない
  3. 向き(順序)を確認する … 文は成り立っても、左右が逆なら不正解。最後に必ずチェック

例題① 基本:道具と用途

最初に示された二語の関係と同じ関係のものを、ア〜オから1つ選びなさい。

「ものさし:測る」

ア 鉛筆:書く イ 消しゴム:文房具 ウ パン:小麦 エ 病院:医師 オ 手紙:切手

解き方

  1. 関係を文にする:「ものさしは測るために使う道具」(道具と用途)
  2. 各選択肢に当てはめる:
    • ア 「鉛筆は書くために使う道具」→ 成り立つ
    • イ 消しゴムは文房具の一種(包含)→ 違う
    • ウ パンは小麦から作られる(製品と原料)→ 関係の種類が違う
    • エ 病院は医師が働く場所(場所と人)→ 違う
    • オ 手紙には切手を貼る(関連はあるが用途の文にならない)→ 違う

答え:ア

例題② 組み合わせ形式:包含

「俳句:文学」と同じ関係のものを、ア〜ウからすべて選びなさい。

ア 大根:野菜 イ 自動車:エンジン ウ 柔道:スポーツ

解き方

  1. 関係を文にする:「俳句は文学の一種」(包含)
  2. 当てはめる:
    • ア 「大根は野菜の一種」→ ○
    • イ 「自動車はエンジンの一種」→ ×(エンジンは自動車の一部=全体と部分)
    • ウ 「柔道はスポーツの一種」→ ○

答え:アとウ

「一種」と「一部」の混同は定番の引っ掛けです。包含は「種類」、全体と部分は「部品」と覚えると区別できます。迷ったら「大根は野菜だ」「エンジンは自動車だ」と言い換えてみてください。後者は成り立ちません。

例題③ 「向き」の引っ掛け:原料と製品

「大豆:豆腐」と同じ関係のものを、ア〜ウからすべて選びなさい。

ア 米:日本酒 イ パン:小麦 ウ 木材:家具

解き方

  1. 関係を文にする:「大豆から豆腐を作る」(原料→製品の向き)
  2. 当てはめる:
    • ア 「米から日本酒を作る」→ ○
    • イ 「パンから小麦を作る」→ ×(向きが逆。小麦からパンを作る)
    • ウ 「木材から家具を作る」→ ○

答え:アとウ

イのように、関係の種類は同じでも左右の順序が逆という選択肢が必ずと言っていいほど混ざります。文に当てはめるとき、語の順番どおりに読むことを徹底してください。

得点源にするための練習法

  • 6パターンの「文」を暗唱できるようにする … 関係の名前ではなく文で覚える(「一種」「一部」「から作る」「ために使う」)
  • 向きチェックを習慣にする … 答えを選んだら、左右の順序どおりに文を読み直す
  • 語彙とセットで鍛える … 語の意味を知らないと関係も判断できない。語句の意味の対策と並行して進めると効率的

検査全体の構成は、公式のSPI情報サイトや、提供元リクルートマネジメントソリューションズの就職準備応援サイトでも確認できます。

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まとめ

  • 二語の関係は6パターン(包含・全体と部分・役割・原料と製品・用途・同義/対義)でほぼ網羅できる
  • 解き方は関係を短い文にして選択肢に当てはめる。関係名より「文」で覚える
  • 向き(左右の順序)が逆の引っ掛けに注意。選んだら順序どおりに読み直す

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