SPIの言語(国語)分野は、出題パターンがほぼ決まっています。二語の関係・語句の意味・熟語の成り立ち・文の並べ替え・空欄補充・長文読解が頻出で、カギになるのは「語彙力」と「本文に書かれていることだけで判断する読み方」です。この記事では、典型的な出題パターンを再現した例題と解き方を紹介します。

まず結論:言語の頻出パターン

言語でよく出るのは次の型です。語彙系(覚えれば得点)と読解系(解き方のコツ)に分かれます。

頻出パターンどんな問題コツ
二語の関係2つの語の関係と同じ組を選ぶ関係を言葉にする(働く人:場所 など)
語句の意味言葉の正しい意味を選ぶ頻出語・間違えやすい語を暗記
熟語の成り立ち二字熟語の構成タイプを選ぶ5つの型に当てはめる
文の並べ替えバラバラの文・文節を筋の通る順に接続語・指示語を手がかりに
空欄補充文脈に合う語・接続詞を選ぶ前後のつながりで判断
長文読解本文の内容に合うものを選ぶ本文の記述だけを根拠にする

ここで紹介する例題は、SPIの実際の問題ではなく、典型的な出題パターンを再現したオリジナル例題です。

各パターンのさらに詳しい解き方は、以下の個別記事で例題つきに解説しています。

例題① 二語の関係

「医師:病院」と同じ関係のものを選びなさい。 ア 教師:生徒 イ 教師:学校 ウ 学校:授業 エ 医師:看護師

解き方

  1. まず関係を言葉にする:「医師」は「病院」で働く人とその働く場所
  2. 同じ「働く人:働く場所」を探す → イ 教師:学校

答え:イ

二語の関係は、「同義」「対義」「働く人と場所」「道具と用途」「原料と製品」などのがあります。関係を一度言葉にしてから選ぶのがコツです。

例題② 語句の意味

「割愛(かつあい)」の意味として最も適切なものを選びなさい。 ア どうでもよいものを捨てる イ 惜しみながら省く ウ 細かく分ける エ 強く非難する

解き方

「割愛」は「不要だから省く」ではなく、惜しいと思うものを思い切って省く・手放すこと。「説明を割愛します」は「(本当は説明したいが)惜しみつつ省く」のニュアンスです。

答え:イ

語句の意味は、意味を取り違えやすい言葉(割愛・煮詰まる・気が置けない など)が狙われます。頻出語をまとめて覚えるのが得点への近道です。

例題③ 熟語の成り立ち

「読書」と成り立ちが同じ二字熟語を選びなさい。 ア 高低 イ 温暖 ウ 着席 エ 国旗

解き方

二字熟語の構成は主に5つ。①似た意味(温暖)②反対の意味(高低)③上が下を修飾(国旗=国の旗)④下が上の目的・対象(読書=書を読む)⑤主語と述語。 「読書」は④。同じく「着席」=席に着くで④。

答え:ウ

例題④ 文の並べ替え

次のア〜ウを意味が通るように並べ替えなさい。 ア だから、事前の準備がものを言う。 イ 面接は緊張する場面だ。 ウ しかし、準備しても緊張は完全には消えない。

解き方

接続語に注目します。「イ(話題提示)→ ア(だから=順接で結論)→ ウ(しかし=逆接で補足)」が自然な流れ。指示語・接続語(だから・しかし・つまり)が並べ替えの最大の手がかりです。

答え:イ → ア → ウ

言語を短期間で伸ばすコツ

  • 語彙は先にまとめて暗記:語句の意味・二語の関係・熟語は「知っているか」で決まる。出る語を覚えれば即得点
  • 読解は本文至上主義:長文・空欄補充は、自分の常識でなく本文の記述だけを根拠に。書いていない選択肢は切る
  • 時間配分:1問にかけられる時間は短い。語彙系を素早く処理し、読解に時間を残す

非言語の頻出パターンと解き方は「SPI頻出問題と解き方(例題付き)」で解説しています。SPI全体の構成は「SPIとは?適性検査の全体像」を参照してください。検査の概要は公式のSPI情報サイト、提供元リクルートMSの就職準備応援サイトでも確認できます。

アプリ「AIナビスタ」なら、言語・非言語あわせて2500問以上を収録。間違えた問題はその場でAIに質問でき、解説動画でも確認できます。

まとめ

  • SPIの言語は二語の関係・語句の意味・熟語の成り立ち・並べ替え・空欄補充・長文読解が頻出
  • 語彙系は暗記、読解系は本文だけを根拠にするのが鉄則
  • 出るパターンが決まっているので、短期間でも得点源にできる

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