SPIの推論は、条件を不等号・表・図に書き出して整理するのが解き方の基本です。ここでは順序・対応・位置・数量の典型5問を、解答・解説つきで用意しました。まず自分で解いてから、「解答・解説を見る」を開いて答え合わせをしましょう。

ここで紹介する例題は、SPIの実際の問題ではなく、典型的な出題パターンを再現したオリジナル例題です。解き方の型は「SPIの推論問題の解き方」で詳しく解説しています。

例題① 順序:いちばん背が高いのは?

P・Q・R・S・Tの5人の身長について、次のことがわかっている。

  • PはQより高い
  • QはRより高い
  • SはPより高い
  • TはRより低い

いちばん背が高いのは誰か。

解答・解説を見る

答え:S

条件を不等号にして、つなげます。

  1. P>Q、Q>R、S>P、R>T
  2. つなぐと S>P>Q>R>T の一本になる
  3. 先頭が S なので、いちばん背が高いのは S

条件がすべて一本の不等号につながるときは、全員の順位が確定します。

例題② 順序:確実に言えるのはどれ?

A・B・C・Dの4人がテストを受けた(同点はなし)。

  • AはBより点が高い
  • CはDより点が高い
  • BはCより点が高い

このとき、確実に言えるものを選びなさい。 ア Aは1位 イ Cは2位 ウ Dは3位

解答・解説を見る

答え:ア

  1. 不等号にする:A>B、C>D、B>C
  2. つなぐと A>B>C>D の一本 → 順位は A=1位、B=2位、C=3位、D=4位
  3. ア「Aは1位」→ ◯/イ「Cは2位」→ Cは3位なので×/ウ「Dは3位」→ Dは4位なので×

「確実に言える」とは、どの場合でも成り立つという意味です。今回は順位が一つに決まるので、迷わず判定できます。

例題③ 対応:誰がどの競技?

X・Y・Zの3人が、野球・サッカー・テニスのどれか1つを担当する(重複なし)。

  • Xは野球ではない
  • Yはテニス
  • Zはサッカーではない

3人の競技をそれぞれ答えなさい。

解答・解説を見る

答え:X=サッカー、Y=テニス、Z=野球

決まっているところから、対応表を埋めていきます。

  1. Yはテニス(確定)。テニスはYなので、XとZはテニスではない
  2. Zはサッカーではない(条件)。テニスでもないので、Z=野球
  3. 残るサッカーはX → X=サッカー(Xは野球でないという条件とも矛盾しない)

「○が1つ決まったら、その行と列を×で消す」を繰り返すのが対応表のコツです。

例題④ 位置:確実に言えるのはどれ?

5つの席が左から順に1〜5番。A〜Eの5人が1人ずつ座る。

  • Dは左端(1番)
  • Cは右端(5番)
  • AはBのすぐ右隣

このとき、確実に言えるものを選びなさい。 ア Aは3番 イ Bの右隣はA ウ Eは2番

解答・解説を見る

答え:イ

  1. D=1番、C=5番が確定。残る2・3・4番に A・B・E が入る
  2. 「AはBのすぐ右隣」=B・Aが隣り合う。2〜4番で隣り合うのは(2,3)か(3,4)
  3. ありうる並びは2通り:D B A E C(B2 A3 E4)と D E B A C(E2 B3 A4)
  4. ア「Aは3番」→ A3 か A4 で不定 ×/イ「Bの右隣はA」→ どちらの並びでも成り立つ ◯/ウ「Eは2番」→ E4 か E2 で不定 ×

「すぐ右隣」のような関係そのものは、位置が確定しなくても確実に言えることがあります。

例題⑤ 数量:差はいくら?

3人の所持金について、次のことがわかっている。

  • AはBより1,000円多い
  • CはAより500円少ない

BとCの所持金の差はいくらか。

解答・解説を見る

答え:Cのほうが500円多い(差は500円)

基準を1つ決めて、文字でそろえます。

  1. Bを基準にすると、A=B+1,000
  2. C=A−500=(B+1,000)−500=B+500
  3. CはBより500円多い → 差は 500円

具体的な金額がわからなくても、1人を基準に式で表すと差は求められます。

もっと解きたくなったら

推論は、書き出して整理する型さえ身につければ、初見の問題でも落ち着いて解けます。解き方の型は「SPIの推論問題の解き方」に、非言語全体の頻出パターンは「SPIの頻出問題と解き方」にまとめています。

アプリ「AIナビスタ」なら、推論の典型パターンを難易度順にもっと演習できます。わからない問題は、その場でAIに質問できます。