SPIの速さは、ガイドで学んだ距離=速さ×時間と旅人算(出会い=速さの和、追いつき=速さの差)を、いろいろな角度から逆算できるかが問われます。ここでは速さや距離を求めにいく逆算・単位換算・ひねりの6問を、解答・解説つきで用意しました。まず自分で解いてから、「解答・解説を見る」を開いて答え合わせをしましょう。

ここで紹介する例題は、SPIの実際の問題ではなく、典型的な出題パターンを再現したオリジナル例題です。解き方の型は「SPIの速さの問題の解き方」で解説しています。

例題① 出会い算で「相手の速さ」を逆算する

4,500m離れた駅とホテルから、2人が同時に向かい合って出発した。一方は分速60mで歩き、出発からちょうど30分後に2人は出会った。もう一方の分速は何mか。

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答え:分速90m

出会うまでに、2人が進んだ距離の合計が4,500mになります。一方の進んだ距離を先に出して、残りから逆算します。

  1. 分速60mの人が30分で進んだ距離 = 60×30 = 1,800m
  2. もう一方が進んだ距離 = 4,500−1,800 = 2,700m
  3. その人の速さ = 2,700÷30 = 分速90m

(確認:1分あたり 60+90=150m 縮まり、150×30=4,500m ✓)

出会い算は「速さの和×時間=間の距離」。和がわかれば、片方の速さを引き算で取り出せます。

例題② 追いつく側の「速さ」を逆算する

特急列車が駅を発車した8分後に、急行列車が同じ線路を追いかけ始めた。急行は発車から20分で特急に追いついた。特急の速さが分速400mで一定のとき、急行の速さは分速何mか。

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答え:分速560m

追いついた瞬間、2台が駅から進んだ距離は等しくなります。その「等しい距離」を手がかりに、速さを逆算します。

  1. 急行が追いつくまでに、特急は 8+20=28分 走っている → 特急が進んだ距離 = 400×28 = 11,200m
  2. 急行は同じ11,200mを20分で走った
  3. 急行の速さ = 11,200÷20 = 分速560m

(確認:特急 400×28=11,200m、急行 560×20=11,200m で同じ地点に並ぶ ✓)

追いつき算は「速さの差」で何分後かを出すのが基本ですが(→速さの解き方ガイド)、速さそのものを逆算したいときは「追いついた地点までの距離が等しい」を使うと立式が早くなります。

例題③ 時速を「秒速」に直す(単位換算)

時速36kmで走るバスは、15秒間で何m進むか。

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答え:150m

秒で聞かれているので、時速をまず秒速に直すのが近道です。

  1. 1時間 = 3,600秒、1km = 1,000m なので、時速36km = 36,000m ÷ 3,600秒 = 秒速10m
  2. 距離 = 速さ×時間 = 10×15 = 150m

(確認:15秒は 15/3,600時間。36×15/3,600 = 0.15km = 150m ✓)

時速→秒速は「×1000÷3600」、つまり3.6で割ると覚えても同じです(36÷3.6=10)。聞かれている時間の単位に、速さの側をそろえてしまうのがコツです。

例題④ 1周の長さを逆算する(同じ地点から反対向き)

1周が一定のジョギングコースを、2人が同じ地点から反対向きに同時に出発した。1人は分速130m、もう1人は分速110mで走り、出発から5分後に初めて出会った。このコースの1周は何mか。

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答え:1,200m

同じ地点から反対向きに進むと、2人が進んだ距離の合計がちょうど1周になったときに初めて出会います。

  1. 1分あたり 130+110 = 240m ずつ、2人合わせて進む
  2. 5分で進む合計 = 240×5 = 1,200m = 1周の長さ

(確認:1人は130×5=650m、もう1人は110×5=550m、合計1,200m ✓)

直線で離れた2地点の出会いと考え方は同じで、「初めて出会う=合計が1周」と読み替えるだけです。和がわかれば1周を逆算できます。

例題⑤ 平均の速さから「片道の速さ」を逆算する

A町とB町の間を往復した。行きは時速60kmで走ったが、帰りは渋滞で遅くなった。往復の平均の速さが時速48kmだったとき、帰りの速さは時速何kmか。

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答え:時速40km

片道の距離がわからなくても、仮にキリのよい距離をおくと解けます。平均の速さは「合計距離÷合計時間」で決まることを、逆向きに使います。

  1. 片道を120kmと仮におく(行き帰りで割り切れる数)。往復は240km
  2. 平均時速48kmなので、往復にかかった時間 = 240÷48 = 5時間
  3. 行き(時速60km)にかかった時間 = 120÷60 = 2時間
  4. 帰りにかかった時間 = 5−2 = 3時間 → 帰りの速さ = 120÷3 = 時速40km

(確認:行き2時間+帰り3時間=5時間で往復240km、240÷5=時速48km ✓)

平均の速さが先に与えられたら、合計時間を出す → 片方の時間を引くの順でもう片方を逆算できます。片道の距離は仮置きでよく、答えには影響しません。

例題⑥ 「間に合わせる速さ」を逆算する

家から学校までは1,200m離れている。分速50mで歩くと始業時刻に4分遅刻してしまう。始業時刻ちょうどに着くには、分速何mで歩けばよいか。

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答え:分速60m

遅刻の情報から、まずちょうど着くのに使える時間を割り出します。

  1. 分速50mで歩くとかかる時間 = 1,200÷50 = 24分
  2. これで4分遅刻だから、始業までの残り時間(ちょうど着くのに使える時間)= 24−4 = 20分
  3. 20分で1,200mを歩く速さ = 1,200÷20 = 分速60m

(確認:分速60mなら 1,200÷60=20分でちょうど到着。分速50mの24分より4分速く、遅刻が解消する ✓)

「遅刻○分」「早く着く○分」は、基準の所要時間からの差として時間に直すのがポイント。使える時間が出れば、必要な速さは割り算1回で逆算できます。

もっと解きたくなったら

速さは、「距離=速さ×時間」を逆算に使い分ける型さえ身につければ、初見の問題でも落ち着いて解けます。出会い・追いつき(旅人算)や単位換算の基本の型は「SPIの速さの問題の解き方」に、非言語全体の頻出パターンは「SPIの頻出問題と解き方」にまとめています。

アプリ「AIナビスタ」なら、速さの基本から旅人算まで難易度順にもっと演習できます。立式でつまずいたら、その場でAIに質問してどこで間違えたかを確認できます。