SPIの二語の関係は、最初の二語の関係を「バラは花の一種」のような短い文にして、同じ文が成り立つ選択肢を選ぶのが解き方の基本です。ここでは包含・全体と部分・役割・原料と製品・道具と用途・同義/対義の6パターンを、1問ずつ別々の語の組で用意しました。まず自分で解いてから、「解答・解説を見る」を開いて答え合わせをしましょう。
ここで紹介する例題は、SPIの実際の問題ではなく、典型的な出題パターンを再現したオリジナル例題です。解き方の型は「SPIの二語の関係の解き方」で解説しています。
例題① 包含(一種):仲間はどれ?
最初に示された二語の関係と同じ関係のものを、ア〜オから1つ選びなさい。
「バラ:花」
ア 屋根:家 イ スズメ:鳥 ウ ねじ:機械 エ 季節:夏 オ 辞書:本棚
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答え:イ
- 関係を文にする:「バラは花の一種」(包含=種類の関係)
- 各選択肢に「○は△の一種」を当てはめる:
- ア 屋根は家の一種 → ×(屋根は家の一部=全体と部分)
- イ スズメは鳥の一種 → ◯(成り立つ)
- ウ ねじは機械の一種 → ×(ねじは機械の一部)
- エ 季節は夏の一種 → ×(向きが逆。夏が季節の一種)
- オ 辞書は本棚の一種 → ×(辞書は本棚に置くだけで種類ではない)
包含は「△という種類のひとつ」、全体と部分は「△を組み立てる部品」。アやウのように、部品を「一種」だと思い込ませる引っ掛けが定番です。「スズメは鳥だ」と言い切れるかで確かめましょう。
例題② 全体と部分(一部):部品はどれ?
「ページ:本」と同じ関係のものを、ア〜ウからすべて選びなさい。
ア タイヤ:自動車 イ チューリップ:花 ウ 取っ手:やかん
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答え:アとウ
- 関係を文にする:「ページは本の一部」(全体と部分)
- 当てはめる:
- ア 「タイヤは自動車の一部」 → ◯
- イ 「チューリップは花の一部」 → ×(チューリップは花の一種=包含。種類であって部品ではない)
- ウ 「取っ手はやかんの一部」 → ◯
例題①と逆向きの引っ掛けです。包含と全体・部分は対になって混ざりやすいので、「部品として取り外せるか(一部)」「それ自体が一つの種類か(一種)」で切り分けてください。チューリップは花から取り外す部品ではありません。
例題③ 役割(人と仕事):何をする人?
「教師:授業」と同じ関係のものを、ア〜オから1つ選びなさい。
ア 大工:金づち イ 漁師:漁港 ウ 画家:絵画 エ 警察官:交番 オ 農家:収穫
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答え:オ
- 関係を文にする:「教師は授業をする」(人と、その人が行う仕事)
- 「○は△をする」を当てはめる:
- ア 大工は金づちをする → ×(金づちは大工が使う道具)
- イ 漁師は漁港をする → ×(漁港は漁師が働く場所)
- エ 警察官は交番をする → ×(交番は警察官が働く場所)
- ウ 画家は絵画をする → △(絵画は描いてできた作品で、行う動作そのものではない)
- オ 農家は収穫をする → ◯(人が行う仕事そのもの)
「人」が左にあるとき、右が道具(金づち)・場所(漁港・交番)・作品(絵画)・仕事の動作(収穫)のどれかで関係が変わります。動詞「○○をする」で素直に言えるのが役割です。
例題④ 原料と製品:何から作られる?
「トマト:ケチャップ」と同じ関係のものを、ア〜オから1つ選びなさい。
ア さとうきび:砂糖 イ 砂糖:さとうきび ウ 花びら:花 エ 牛:牧場 オ バター:牛乳
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答え:ア
「トマト(材料)→ケチャップ(加工してできるもの)」の関係です。自然にある材料が左、加工してできた製品が右と読みます。
- ア さとうきび → 砂糖(材料から製品)→ ◯
- イ 砂糖:さとうきび → ×(前後が入れ替わっている。材料はさとうきび)
- ウ 花びらは花の一部 → ×(全体と部分)
- エ 牛と牧場は「動物とすむ場所」→ ×(原料と製品ではない)
- オ バター:牛乳 → ×(前後が逆。牛乳からバターを作る)
原料と製品は、材料が先か・できあがりが先かで向きが決まります。イやオのように前後を入れ替えた選択肢が紛れ込むので、「自然にとれるのはどちらか」を考えると向きを間違えません。
例題⑤ 道具と用途:何のために使う?
「体温計:はかる」と同じ関係のものを、ア〜オから1つ選びなさい。
ア 望遠鏡:見る イ 看護師:注射 ウ レンズ:カメラ エ 木材:机 オ 雨:傘
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答え:ア
- 関係を文にする:「体温計ははかるために使う道具」(道具と用途)
- 「○は△するために使う道具」を当てはめる:
- ア 望遠鏡は見るために使う道具 → ◯
- イ 看護師は注射をする → ×(看護師は人で道具ではない=役割)
- ウ レンズはカメラの一部 → ×(全体と部分)
- エ 木材から机を作る → ×(原料と製品)
- オ 雨のときに傘を使う(関連はあるが「雨するために使う」とは言えない)→ ×
道具と用途は「△するために使う」と動詞で素直に言えるのが目印です。ウ(部品)・エ(材料)・オ(単なる関連)のように、別パターンや「なんとなく関係がある」だけの語を混ぜてくるので、用途の文が成り立つかで判定します。
例題⑥ 同義・対義:意味の関係は?
次の二組のうち、左の「賛成:反対」と意味の関係が同じものを、ア・イから選びなさい。
「賛成:反対」
ア 収入:支出 イ 我慢:忍耐
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答え:ア
- まず左の関係を判定:「賛成」と「反対」は意味が反対(対義語)
- それぞれの組の関係を確かめる:
- ア 「収入(入ってくるお金)」と「支出(出ていくお金)」→ 意味が反対=対義語 → ◯(同じ関係)
- イ 「我慢」と「忍耐」→ どちらも「こらえる」で意味が同じ=同義語 → ×(関係が違う)
同義・対義は、意味が同じ(同義)か反対(対義)かを見分けるだけです。イは似た雰囲気で対義に見えがちですが、我慢も忍耐も「耐える」という同じ意味。反対の意味を持つ語のペアを選ぶ問題だと押さえれば迷いません。
もっと解きたくなったら
二語の関係は、関係を短い文にして選択肢に当てはめる型さえ覚えれば、初見の語の組でも安定して取れます。6パターンの見分け方と「向き」の引っ掛けは「SPIの二語の関係の解き方」で、言語分野全体の対策は「SPIの言語(国語)対策」にまとめています。
アプリ「AIナビスタ」なら、二語の関係の典型パターンを繰り返し演習できます。迷った問題は、その場でAIに質問して「なんとなく正解」をなくせます。